2024/12/27

Taiwan Today

経済

台湾銀行の中国大陸新拠点、広州支店が1日に正式開業

2015/09/02
政府系銀行の台湾銀行は1日、中国大陸の広州分行(支店)を正式に開業させた。写真は今年7月、上海嘉定出張所の開業を祝う李紀珠董事長。(中央社)

政府系銀行の台湾銀行は8月下旬に、中国大陸の銀行監督当局、銀行業監督管理委員会広東銀監局から、広東省広州市の広州分行(支店)の開業許可を受け、同支店が9月1日に正式に開業した。

広州市は中国大陸で「一線都市」に分類される大都市で、近年では地元政府が積極的に産業のモデルチェンジを進めている。同時に、サービス業の誘致にも取り組み、潜在成長力も期待される。これに加え、台湾系企業も長年にわたり広州で事業展開、巨大な産業集積地が形成されており、台湾銀行は広州支店開業を通じて台湾系企業により密接にサービスが提供できると見込んでいる。

台湾銀行の李紀珠董事長は特に、人民元の発展動向に関心を寄せており、人民元国際化の商機をつかむべく全力で関連事業計画を推進している。同行が中国大陸に置く各拠点は、人民元取扱業務が全面的に認可され、また北京当局が指定する自由貿易試験区(FTZ)の所在地である上海市、広東省、福建省にはそれぞれ、上海支店、上海嘉定支行(分行に属する出張所)、広州支店を設置、福建省の福州支店は目下開業準備を進めている。将来的には自由貿易試験区政策から派生するさまざまな業務の開拓に力を入れ、中国大陸における運営機能を拡大する方針だ。

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