2024/12/27

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経済

台北市立動物園と日本・旭山動物園、ボルネオゾウ保護で提携

2015/09/07
台北市立動物園は6日、日本でも人気の高い北海道旭川市の旭山動物園と、動物の保護で協力する内容の覚書を交わした。(台北市立動物園ニュースリリースより)

台湾北部の台北市立動物園は6日、日本で最も人気の高い動物園の一つ、北海道旭川市の旭山動物園と、動物の保護で協力する内容の覚書を交わした。台北市立動物園の往年のスター、アジアゾウの林旺爺爺(林旺じいさん、1917-2003)の標本が見守る中、双方は野生動物保護教育について提携関係を結び、ともにアジアゾウの亜種、ボルネオゾウおよび同所種の絶滅危惧種の保護に取り組みたいとしている。

ボルネオゾウは野生の個体数が2,000頭を割り込んでいる。このため、マレーシアのサバ州政府は2008年から、旭山動物園と協力し、傷ついたボルネオゾウの救助と保護に取り組んでいる。まず移動式の保護動物舎を整備、その後2014年にはボルネオゾウのための野生生物レスキューセンターを建設し、ボルネオゾウを一時保護している。

台北市立動物園の金仕謙園長と旭山動物園の坂東元園長は6日、保護協力覚書に署名。国や機関を越えた専門的な協力を通じ、人々の野生動物への理解を深め、野生動物を大切にする気持ちを育てるところから、野生動物保護教育をめぐる協力関係を構築したいと期待している。さらに、官民がともにヒト、モノ、カネといったリソースを結集させ、ボルネオゾウおよび同所種の絶滅危惧種の保護に向け努力することを目指す。

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