2年に1度の茶芸の技を競うコンテスト「中華茶芸賞」で6日、台湾中部の茶どころ、南投県中興新村において決勝大会が行われた。北部、中部、南部の地区予選を経て選ばれた国内からの出場者12人と、外国の出場者9人がともに、茶の入れ方や茶席の技を競ったほか、筆記試験、即興問答などに挑み、1位に蔡明津さん(台北市)、2位に日本の福岡明代さん、3位に洪芳玉さん(高雄市)が選ばれた。
中華茶芸聯合促進会主催の「中華茶芸賞」は今年11回目、参加者多数のため、台北、台中、台南、高雄の4地区に分けて予選を行った。6日に中興会堂で開かれた決勝大会には、4地区からそれぞれ上位3人が参加。国内12人のほか、日本、中国大陸、マレーシアなどの海外からの出場者が過去最多の9人出場した。
中華茶芸聯合促進会の張富欽理事長によれば、茶農家により安全で高品質の茶葉の栽培を奨励するため、今大会ではすべて生産履歴が管理されている台湾産の茶葉を使用。茶芸を極めた茶人を通じて広く台湾茶を知ってもらいたいとしている。