多元的で豊かな文化クリエイティブ産業のパワーあふれる台湾では、同産業関連の起業家は多いが経営は小規模にとどまっている。このため、同産業の縦と横のつながりを統合することによって、競争力を高めるとともに、経営規模を拡大し、資金面から創造性の向上を支援することが必要となっている。
店頭証券市場の証券櫃台売買中心(GTSM、グレタイ証券市場)と文化部(日本の省レベル)は24日午後2時から、台湾北部、台北市の交通部会議センター3階の国際会議場で「文化クリエイティブ産業資金調達および投資フォーラム」を共同で行う。今回のフォーラムは、文化クリエイティブ産業における事業展開の経験が豊富なベンチャー企業から、劉紹樑董事長が「文化クリエイティブ産業のチャンスと試練」と題し、オープニング講演を行う。また、映画界の名プロデューサー、李烈さんが資本市場進出の経験と理念について語る。
一方、文化部が予定している文化クリエイティブ投資第二期計画に7月23日、国家発展基金から20億台湾元(約72億日本円)が計上されたことを受け、文化クリエイティブ産業への投資に積極的に取り組む中国信託創業投資を招き、ベンチャーが同産業を評価するときの重要な要素を読み解く。また、徳勤財務顧問が、財務計画面から同産業の企業がいかに経営規模の拡大に取り組むべきかを分析する。このフォーラムを通じ、同産業と資本市場の対話を加速させ、投資のチャンスをつかんでほしいとしている。