2024/12/27

Taiwan Today

経済

台日の女子高が科学で交流、地震分野で盛り上がる

2015/09/15
宜蘭県の国立蘭陽女子高に14日、日本の広島の安田女子高の生徒が訪れ、2日間にわたり科学をテーマにした交流を行った。(自由時報)

日本の広島市にある私立安田女子高校が14日、台湾北東部、宜蘭県の姉妹校、国立蘭陽女子高級中学(女子高)を訪れ、2日間にわたる科学をテーマにした交流を行った。交流の中で生徒らは、創意と鋭い観察力にあふれる発表を行った。具体的には、地震災害によって引き起こされる被害をいかに低減するか、光合成効率および光とにおいに対するカタツムリの触覚の反応といった科学的研究について大いに語り合った。

蘭陽女子高の2年生、黄映儒さんと朱彦蓉さん、葉怡佳さんは、地震災害による被害をめぐる防災モデルについての研究を発表。3人は、台湾も日本も地震の頻発地域にあるが、多くの災害は地震の後に電源コードが発火することによって起こるとし、携帯電話のセンサーで地震を検出すると自動で電源を遮断するモジュールを設計、今年8月には毎年静岡で行われる「21世紀の中高生による国際科学技術フォーラム(SKYSEF=静岡北科学技術フォーラム)」の環境部門で1位を獲得している。

蘭陽女子高の陳美蓮教務主任によると、両校は昨年から科学分野での交流を始めた。生徒らは言葉を尽くすとともに状況的表現を生かし、難しい内容ながら分かりやすい発表を行い、実りの多いものになっているという。

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