台湾北部の空の玄関、台湾桃園国際空港(桃園市)に、音楽をコンセプトにした待合室が誕生した。空港で免税店を展開する昇恒昌免税店(エバーリッチ・デューティーフリー・ショップ)は、台湾映画界最高の賞「金馬奨(ゴールデンホース・アワード)」がテーマの待合室を設置したのに続き、このほど台湾流行音楽界最高の賞「金曲奨(ゴールデン・メロディー・アワード)」をテーマにした待合室を「台湾音悦候機室(Taiwan Music Waiting Lounge)」と名付けて開設。開幕には最優秀女性シンガー部門で金曲奨ノミネート経験のある「家家」こと紀家盈さんを招き、代表曲の一つ「命運(運命)」をライブで披露した。
昇恒昌免税店の潘翠宜副総経理によると、「台湾音悦候機室」は、中国語ポップス界を代表する賞「金曲奨」をメインコンセプトに設計され、PCでいつでも自分の好きな楽曲を再生することができる。音楽によって待合室で台湾の文化の素晴らしさや特色を表現、台湾と中国語圏の音楽を世界に発信しながら、訪れる旅客を通じ世界に広がっていってほしいとしている。
紀家盈さんは、待合室では台湾音楽の歴史にふれられるだけでなく、台湾のポップスや伝統的な音楽も楽しむことができ、空港の待合室と台湾の音楽とをつなぐこのコンセプトが気に入ったと語った。