2024/12/27

Taiwan Today

政治

新住民能力養成計画による活力と自信を確認=行政院長

2015/09/21
毛治国行政院長(中央)は20日、「新住民」とその第二世代が中華民国(台湾)の発展に貢献してくれるよう期待した。(行政院サイトより)

内政部(日本の省レベルに相当)移民署は、「新住民」家庭が本国の祖父母の家を訪れ、生活し、言葉を学ぶと共に、文化交流並びに企業参観や体験活動を行うことを奨励するため、「新住民二代目能力育成計画」を試験実施している。「新住民」とは、台湾の人と結婚して台湾に移り住んだ外国籍、もしくは中国大陸籍の人たちのこと。同計画には132件に上る「学習体験計画」が提案された。採用された者は学習体験計画に則り、「新住民」である父親もしくは母親の母国に戻って二週間の学習体験を行なった。また、これらの人たちは体験活動に関する感想及び生活日誌などをまとめ、成果報告として関係者と共有した。

毛治国行政院長(首相)は20日、移民署が開催した同計画成果発表会に出席。毛行政院長は、同計画に採用された全ての人たちを祝福、高く評価すると共に、「新住民」の子女たちに関する能力育成計画が今回の試験的な実施ですでに成果を上げていることについて、「驚き、感動した」と述べた。毛行政院長はまた、成果を共有する中で、「新住民」の活力、自信、プライドを目にすることが出来たとして、これこそ政府が望んだものと喜んだ。

毛行政院長は、採用された人たちの提案を強く支持するとし、多元的な文化交流の過程においてはその違いに注意する他、互いの融和が重要だと指摘。今後、こうした交流活動では対象を「新住民」の二代目に限らず、台湾の学生たちにも広げれば、相互理解と尊重をより容易に進められると提言した。

毛行政院長はまた、「新住民」にとって母語の学習は大変重要だとし、とりわけ東南アジア地区と台湾との貿易関係が密接なことから、「新住民」第二世代で、語学面で優位性を持つ人はみな、台湾が現地への貿易を拡大するための尖兵になれると期待した。毛院長はそして、「新住民」は台湾の未来の発展に非常に重要だとし、より多くの注意と関心を寄せていくべきと強調した。

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