2024/12/27

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経済

89年前の日本占領時代の鉱産図、宜蘭大学に寄贈

2015/09/22
89年前の日本占領時代に台湾総督府殖産局が出版した鉱産図。詳細な調査を基に、台湾の地質と鉱産分布を紹介している。(聯合報)

経済部(日本の経産省に相当)中央地質調査所と国立宜蘭大学(台湾北東部・宜蘭市)が協力し、「2015年地質と防災特別展」を開催。同調査所は21日、宜蘭大学に複数の地図などの資料を寄贈した。そのうちの一枚、日本占領時代の「台湾地質鉱産図」は89年の歴史を持ち、様々な地質研究の参考資料として大変貴重だという。

中央地質調査所資料組(部)の李錦発組長(部長)は、89年の歴史を持つこの「鉱産図」を通して学者たちがさらに研究を進め、台湾の地質特性を見つけ出せれば、開発や建設の参考になる他、代表的な研究にもなると話している。

「2015年地質と防災特別展」は現在、宜蘭大学の図書館で開催中。会場には環境教育関連の科学を普及させるための書籍が置かれている他、「地質・古い図・版木」の閲覧サロン展では日本占領時代からこれまでに地質の専門家が残してきた台湾の地質図をはじめ、蛇紋岩、玄武岩など台湾の主な石の標本などが展示されている。

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