米国のバラク・オバマ大統領が25日に、中国大陸の最高指導者、習近平氏との会談を予定していることについて、外交部(日本の外務省に相当)林永楽部長(外務大臣)は23日午前、立法院(国会)での取材において、同部は注意深く会談の成り行きを見守っていくと述べた。林部長はまた、この会談前に米国側は、台湾海峡両岸のいずれかが一方的に現状を変えることを望まないとの意向と明確に表明しており、米国は両岸関係の基本において安定的な発展を期待する立場にあると説明した。
なお、米国のスーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は21日、台湾に対する米国の立場は長期にわたり一貫して変わらないと表明。また、台湾海峡両岸関係の平和と安定は米国の根本的な利益であり、米国は両岸のいずれかが一方的に現状を変えることには反対との立場を示した。