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台南のデング熱症例増加率が低下、消毒などの取り組みに成果

2015/10/05
デング熱の流行で感染状況が最も深刻だった台南市では、新たに確認される症例の数が減少している。写真は治療中の患者を見舞う台南市の頼清徳市長(手前)。(中央社)

デング熱の感染拡大防止に取り組む、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)疾病管制署が設置した中央流行疫情指揮センターの統計によると、3日には全国でデング熱感染352症例が新たに報告された。うち台南市(台湾南部)は274症例、高雄市(南部)は73症例だった。一方、前週同期と比較して台南市での症例増加数は92症例減少、高雄市は横ばいだった。

新たに確認された症例の数(過去1週間の平均)は、台南市で10日連続で減少、高雄市では微増し、感染状況について万全の注意が払われている。

今回のデング熱流行では、夏に入ってから全国で2万241症例が確認された。うち、台南市が1万7,278症例、高雄市が2,636症例、最南端の屏東県81症例、その他の県・市では散発するにとどまっている。現在までに死者は累計56人に達したが、デング熱と診断された患者のうち83.4%は治癒している。

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