台湾北部、台北市のランドマーク、台北101ビルは、「超高層ランドマーク外交」でさらなる成果を上げた。友好関係を結ぶ日本の東京スカイツリーの親会社、東武グループ傘下のテーマパーク「東武ワールドスクウェア」(栃木県日光市鬼怒川温泉)と手を組み、半年の期間と約1億台湾元(約3億6,231万日本円)をかけ、園内に台北101ビルのミニチュアを作り上げた。このミニチュアは4日に正式公開され、台湾と日本の双方からの観光客増につながると期待されている。
同ビルは2013年と2014年に2年連続で東京スカイツリーと友好関係を結び、今年はさらに親会社の東武グループ傘下、東武ワールドスクウェアと協力、台北101がライセンス供与する形で、縮尺25分の1の台北101ビルの模型を作り上げた。ミニチュアながら7階建てに相当する21メートルの高さで、園内102番目の建築物として、園内で最も高い東京スカイツリーのミニチュアと距離を置き対峙している。
台北101ビルの宋文琪董事長はこのために日本を訪れ、日本側に芸術品としての価値もある101万台湾元(約366万日本円)の台北101ビル紀念酒を贈った。また台日双方の政府関係者らがお祝いに駆け付けた。宋董事長は、台湾のランドマークとして、台北101ビルをさらに広く世界に発信していくよう全力で取り組みたいと述べた。