日本の人気深夜ドラマ、『孤独のグルメ』制作チームは先月末、台湾北東部の宜蘭県でシーズン5のロケーション撮影を行った。このドラマは3年前の撮影開始以来、海外でロケを行うのは今回が初めて。初の海外ロケは宜蘭県と台湾北部の台北市で行われた。台湾が登場するのは第4話と第5話でそれぞれ23日と30日に放送(放送時間は日本時間の深夜0時台)される。『美食不孤独』のタイトルで放映中の台湾でも、今後台湾編が放映される予定。宜蘭の美食がドラマを通じて世界に発信されることになる。
『孤独のグルメ』の宜蘭県でのロケ撮影は、国立伝統芸術センターや、礁渓温泉公園、台湾鉄道の羅東駅、羅東中山公園などで行われたほか、同県の特産、三星葱が特に制作チームの指定でカメラに収められた。主人公の井之頭五郎を演じる俳優の松重豊さんは、宜蘭のグルメはとてもおいしく、空気や環境も人に優しく、2日間の撮影は本当に楽しかったとして、同県政府工商旅遊処の蕭瑞民処長に「次回は家族を連れて宜蘭での自由旅行を楽しみたい」と語った。
工商旅遊処によれば、県政府は映像作品の撮影をサポートするチームを設置しており、映像作品によるマーケティング、ブログ、報道番組、ロケ地を訪ねる旅行社のパッケージツアーなどと協力し、多角的なプロモーションを通じ、宜蘭の素晴らしさを海外の旅客に伝え、観光振興につなげたいとしている。