2024/12/27

Taiwan Today

経済

交通部長がAPEC閣僚会合に参加、国際交流と協力を拡大

2015/10/12
台湾中部・台中市のグリーン埠頭(ポート)。(交通部航港局サイトより)

第9回アジア太平洋経済協力(APEC)交通大臣会合が8日から10日まで、フィリピンのセブで開催され、中華民国(台湾)は交通部(日本の国交省に類似)の陳建宇部長(大臣)が代表団を率いて参加、会合では「誰もが利用できる交通」、「持続可能な交通の発展」、「交通と技術革新」などの議題について、台湾における実行の経験を共有した。また、主催メンバーであるフィリピンの他、オーストラリア、ベトナム、インドネシア、香港などのメンバーと二者会談を開くなど、豊かな成果を上げた。

陳交通部長は、「グリーン埠頭と認証推進の経験」と題し、台湾で埠頭の持続可能な発展政策を推進してきた努力と成果を紹介した。

フィリピンとの二者会談で双方は、電気自動車や電動スクーターの安全性、並びに政府と民間のパートナーシップなどの議題で交流を継続することで合意した他、協力覚書締結の可能性も探っていくことになった。オーストラリアとの会談では、双方の観光の発展に有利に働くよう、出来る限り早く航空協定を改訂することで共通認識に達した。ベトナムとの二者会談では、電動スクーターの安全性、埠頭への投資及び物流倉庫などの議題での協力について検討し、今後代表団の相互訪問を通じて議論を深めていくことになった。また、2016年4月に台湾で双方による交通協力フォーラムを開く方向となった。

インドネシアとの会談では、今後の連絡ルートや投資の促進方法について初歩的な交流を行なった。香港との会談では生態系を意識した港湾の推進経験と船舶による汚染防止に向けた法規や制度について意見交換し、協力覚書の締結などについて今後議論を続けることで合意した。また、民用航空の発展などについても、双方の窓口を通じた交流を行なっていくこととなった。

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