財団法人国家実験研究院(国研院)は13日、台湾の科学技術競争力の分析レポートを発表した。それによると、近年、台湾が最も力を注ぎ、大きな影響力を持つ特許の三大分野は、電力設備・工事と電気エネルギー、半導体と工作機械だった。国研院科技政策研究與資訊中心(科学技術政策研究と情報通信センター)の荘裕沢主任は、台湾の技術革新力は依然として強く、インダストリー4.0(第4次産業革命)のニッチ戦略推進にもつながると評価した。
国研院によると、台湾は米国での特許取得が年々増加している。米国特許商標庁の統計では、近年、米国での特許権は、多い順に米国に次ぎ、日本、韓国、ドイツ、台湾と続いている。また、同統計で、台湾が2009年から2013年の間に米国で取得した特許は4万件を超え、全体の3.62%を占めることがわかる。
台湾が2000年から2013年に米国で取得した、高影響力を持つ特許が特許全体に占める割合のランキングは12位だった。台湾の特許取得件数は、韓国には及ばないものの、品質は韓国より優れている。