2024/12/27

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経済

地球観測衛星フォルモサット5号、来年打ち上げへ

2015/10/16
国研院が手掛けた地球観測衛星『FORMOSAT-5(フォルモサット5号)』が来年2月末にも打ち上げられる。図はフォルモサット5号の周回イメージ。(行政院サイトより)

毛治国行政院長(首相)は15日、行政院会(閣議)で科技部(日本の省レベル)から地球観測衛星『FORMOSAT-5(フォルモサット5号)』の打ち上げ準備が万端となっているとの報告を受けた。毛院長はこれに関し、財団法人国家実験研究院(国研院)国家宇宙センター(NSPO)が国内の産学研を統合し、共同でこの人工衛星を作り上げ、順調に宇宙環境適応性や性能試験といった検証をクリアし、来(2016)年上半期にも打ち上げられる予定だと語った。

毛院長は、宇宙科学技術の発展の度合いは常々、一国の総合的な国力を測る指標として用いられると指摘。また、科技部は台湾の宇宙科学技術発展計画を通じて、同技術をめぐる研究開発や人工衛星搭載機器の自主研究・製作の成果について官民の統合に取り組んできたが、このモデルは各省庁の政策推進時に手本とすることができる、賞賛に値するものだと述べた。

科技部は、すでにフォルモサット5号の人工衛星システムの研究と製作を終え、現在ちょうど最終段階にあたる性能・環境テストを進め、今年末にはすべてのシステムの整備と打ち上げ準備作業が完了する見通しだと表明。2016年2月末には打ち上げられ、台湾の宇宙科学技術の発展における新事業となると説明した。

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