日本の自動車大手、マツダの台湾子会社、台湾マツダ汽車股份有限公司の全面賛助により、台湾と日本の野球団体、中華民国棒球協会と全日本野球協会（BFJ）が台日間の高校野球交流をスタートする。台日でともに尊敬を集める往年の名選手、王貞治さんが後押しし、3年間にわたる計画に取り組む。
中華民国棒球協会によると、交流計画は6本柱から成り、3年間の取り組みを通じて、選手から監督まで技術や訓練法のレベルを全面的に引き上げ、台湾の高校野球を世界ベスト4に復帰させ、2020年の東京オリンピック（野球は追加種目として提案されている）を目指す方針。
計画では、台日間の高校の交流試合や、台日野球コーチ専門講習キャンプ、日本代表U-12の監督を務める仁志敏久さんによる台湾のコーチを対象にした戦術演習などを開催する。さらに、現在またはかつて日本のプロ野球で活躍した台湾出身の選手や、その他の分野で奮闘している人々を招き、将来ある若者を激励する座談会を台湾全土で開くほか、奨学金による人材育成計画も予定している。