格安航空会社(LCC)が激戦を繰り広げる中、日本のLCC、ジェットスター・ジャパンが台湾市場に進出、11月27日にも台湾北部の台北と日本の東京、大阪、名古屋をそれぞれ結ぶ3路線を一気に就航させる。片岡優会長は、就航記念として往路航空券の購入で復路航空券を無料にすると発表した。
同社はまず、台北(台湾桃園国際空港)から東京(成田国際空港)、大阪(関西国際空港)、名古屋(中部国際空港)までを結ぶ各便をそれぞれ週3便運航、12月24日からは1日1便とする。早朝に日本に向け出発し、深夜に台北に戻るフライトのため、日本旅行の好きな台湾の旅客は朝から晩までの時間を有効に使える。
同社によると、すでに第1便の片道優待航空券を発売したが、購入した人のうち60%は台湾の人で占められ、台湾の人々の日本好きがうかがえるという。
交通部(日本の国土交通省に類似)民用交通局空運組(課)の韓振華組長(課長)は、ジェットスター・ジャパンは台北と名古屋を結ぶ直行便を就航させる初のLCCで、新たな就航地が増えることで、旅客により多くの選択肢が提供されることになると語った。