台湾で学ぶ海外からの留学生の数は近年、大幅に成長し、昨年度の高等教育機関における留学生の数は9万2,685人と、前年比16.25%増加、全学生数の約7%を占めるまでになっている。教育部(日本の文部科学省に類似)は異郷で学びふるさとを思い焦がれる留学生を励ますとともに、台湾をより深く知ってもらうため、2010年から「台湾ホストファミリープログラム」を実施している。これまでの6年間で、留学生2,094人が、素朴で情熱的、もてなし好きの台湾の家庭の温かい手に包まれ、台湾で第2の家を見つけることができた。
国立台北科技大学で学ぶガンビアの留学生、ムスタファ・ジャロウさんは、18歳からふるさとを離れ台湾で学んでいるが、台湾の4家庭と交流したことで、人生が大きく変わったと語る。
受け入れ側のホストファミリーも、台湾にいながらにして、台湾を世界に発信し、世界を台湾に呼び込む親善大使となることができる。教育部の「台湾ホストファミリープログラム」は過去3年間で、台湾北部、中部、南部、東部の1,614世帯をホストファミリーとして育成、引き続き国際交流に興味を持つ人々に参加を呼び掛けている。詳しい情報はhttp://www.hostfamily.org.tw/で紹介、06-2533131(内線1603)でも問い合わせを受け付けている。