2024/12/26

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経済

台日高校生がアニメソングなどで交流深める

2015/11/04
板橋高校生徒が制作した鉄道地図でゲームを楽しむ台湾と日本の高校生。(聯合報)

異なる母国語を持つ高校生が、コミュニケーションを取るにはどうしたらよいか?日本・福島県の福島成蹊高等学校の教師と生徒300人あまりが3日、修学旅行で台湾北部・新北市の市立板橋高級中学(高校)を訪れた。生徒たちは、「以歌会友(歌を通じて友達と交流)」を合言葉に、日本の流行アニメソングを歌うことで、交流を深めた。

福島成蹊高校の菅野朝宏教頭によると、同校は、東日本大震災で被災した福島原発から約60キロメートルに位置するため、一部の教師・生徒の家庭に影響が及んだ。震災発生当時に、台湾から多くの義援金や支援物資が届いたことは、被災家族たちの再建に大いに役立ったこともあり、今年、同校で進める国際教育プログラムの第一歩に、台湾に行ってみようと思いついたという。

板橋高校の8クラスの生徒は3日午前、それぞれ日本からの生徒たちを歓迎した。身ぶり手ぶりを交えたジェスチャーや簡単な英語、漢字の筆記などで会話しながら、バレーボール、気功、おもちの手作り体験や台湾グルメを紹介するなどで交流を深めた。あるクラスでは、3D印刷技術を駆使して日本各地の鉄道地図を描いたテーブルゲームを自主制作し、同校卒業生に楽しみ方を通訳してもらってゲームをスムーズに進めた。

また、双方の生徒たちは、ハガキ、小銭入れ、ぬいぐるみなどを贈り合った。少し前に台湾で大ブームを巻き起こしたチョコレート菓子「ブラックサンダー」を日本からおみやげとして持参した生徒も少なくなかった。

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