「世界の王」として台湾と日本で広く親しまれる、日本のプロ野球、福岡ソフトバンクホークスの王貞治球団会長が来台。9日夕には台湾中部、台中市の台中インターコンチネンタル野球場で行われる、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の国際野球大会「プレミア12」の開会式に出席する。
8日には、台湾の野球殿堂、台湾棒球名人堂から王さんに、殿堂入り証書とトロフィーが贈られた。王さんは「プレミア12」の開幕前日にこの証書を受け取ったことは大変喜ばしいと語った。また、このような大会は選手がより技術を磨くことができるだけでなく、野球を世界に発信できるため、毎年開催すべきだと述べた。
王さんはさらに、1968年に巨人軍とともにキャンプで台中を訪れたときのことを振り返り、台湾の人々が大勢応援に来てくれたことについて「あの様子は今でも心に残っている」と語った。一方、「プレミア12」について聞かれると、ためらいなく「必ず日本が優勝する。台湾は2位を目標に、双方が決勝で顔合わせすることにしよう」と述べた。