日本の「全国伝統的工芸品フェスタ」は今年、富山県で開催されている。6日には同県の高岡テクノドームで開幕式が行われた。富山県は伝統工芸の面で台湾と交流を行なっていることから、今回特別に台湾に出展を要請。台湾は同イベント初、そして唯一招きに応じて参加した海外のゲストとなった。
開幕式が終わると、富山県の石井隆一知事は台湾の展示コーナーを参観。台湾デザインセンターの陳文龍執行長が台湾の展示品を紹介し、石井知事にデザイン感あふれる竹製の椅子のすわり心地を確かめてもらうなどしていた。
台湾と日本の関係は非常に友好的だとする陳執行長は、台湾は「華人市場(中華系の人々の市場)」において大変重要な役割を果たしていると説明。特にその高品質な生活という分野で深い影響力を持っているとし、日本は台湾を通して「華人市場」を開拓していけるはずだと述べた。