中国大陸の最高指導者、習近平氏がこのほど、中国大陸が推進するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への台湾の加盟を歓迎すると表明したことを受け、張盛和財政部長(財務大臣)は、中国大陸が台湾の加盟を受け入れる際の名称は「チャイニーズタイペイ(中華台北)」であるとの理解であるとし、早ければ来年の年初にも加盟を申請する方針を示した。
張部長は、AIIBは年末にも正式に発足し、設立後にはじめて(創始メンバー以外の)新会員の受け入れを始めると指摘、早ければ来年初ごろ台湾が加盟申請できるとの見通しを示した。
また張部長は、中国大陸の指導者が、ふさわしい形での台湾のAIIB加盟を歓迎すると表明していることから、台湾が加盟できる公算は大きいものの、事前の楽観は禁物だとした。