馬英九総統は16日午前、台湾北部の新北市政府(市役所)で行なわれた「2015年世界青少年発明工夫展(International Exhibition for Young Inventors, IEYI)」開幕式に出席した。
馬総統はあいさつの中でまず、世界各地からはるばるやってきた貴賓、並びにIEYIに参加する教師と学生たちを歓迎した。馬総統は、IEYIは国際的に重要な発明コンクールで、今回は安全と健康、災害対応、社会ケア、スポーツとレジャー、グリーンエネルギー科学技術、農業食糧技術の6部門で競うことになっていると説明、いずれも人々の生活と深く関わっており、発明は学生たちの視野を広げるだけでなく、生活や学習にも役立てられると指摘した。
馬総統は、中華民国(台湾)の学生たちは各種の国際コンクールで優秀な成績を上げているとして、2013年に米国で行われた「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)」や昨年の「第15回アジア物理オリンピック(APhO)」などでの好成績を紹介、学生たちは海外で栄誉を獲得して帰国しており、評価と激励に値すると称えた。
馬総統はまた、新たな時代の教育において学生は自ら問題を見つけ、戦略を練り、リソースを探して問題の解答を得ることが求められると強調、これら若者たちが科学の展示会に参与するプロセスを通じてイノベイティブな思考能力を培えるよう期待した。