高効率で低汚染の「超超臨界圧」ボイラ石炭火力発電を国内で初めて導入した、台湾電力林口発電所の新林口1号機が20日午後3時10分、正式に発電を開始した。
新林口1号機は、1基で80万キロワット(kW)の発電容量を有し、発電システムの電力供給能力が2%増加するほか、1kW当たりの二酸化炭素(CO2)排出量も従来のものより約2割削減でき、国内で最先端、最もエコロジーな石炭火力発電システム。
林口発電所は設備更新・拡充計画で、「超超臨界圧」石炭火力発電機を3基導入。発電効率は超臨界圧(民営の麦寮発電所などで導入)より約2%上昇、電力1kWを発電する際の使用石炭量とCO2排出量を減らし、大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(Sox)、粒子状物質(PM)の排出を政府の環境汚染物質排出基準の5割近く抑えることができる。