台湾高速鉄道(台湾高鉄)で1日、台湾北西部の苗栗駅、中部の彰化駅と雲林駅の新3駅が開業した。台湾高鉄によると、新たに開業した3駅の構造設計はすべて地元の人々の気質や風習を取り入れ、伝統と新しさを兼ね備えたものとなっている。
苗栗駅は同県後龍鎮に位置し、地元に多く住む客家(台湾のエスニックグループの一つ)の素朴さを特徴として表している。彰化駅は同県田中鎮にあり、外観は地元の人々の気風を強調し、花の生産地としての特色を浮かび上がらせている。雲林駅は同県虎尾鎮に位置し、駅のフォルムは「雲林」を表す「雲山霧水・林木茂密」をテーマに、「雲の中の林」という地元の美しさを際立たせている。