中華民国(台湾)とニュージーランドとの間で結ばれた経済協力協定、「ANZTEC」が1日で、発効から満2年を迎えた。双方とも、この2年間のANZTECの執行と運営には満足のいく成果を得られたとした。特に、台湾とニュージーランド間貿易のプラス成長、双方の企業に恩恵をもたらしたことがあげられる。
ニュージーランドのデータによると、2013年6月(ANZTEC発効前)から2015年6月までで、台湾のニュージーランドへの輸出は10%増、ニュージーランドの台湾への輸出は22%増となった。これは、ANZTECが両国経済に大きな利益をもたらしたことが表れている。台湾とニュージーランドがともに、ANZTECに取り組んでいる成果は、台湾・ニュージーランド企業の協定利用率からも顕著にうかがえる。ANZTEC発効後、14ヵ月間で、台湾企業がニュージーランド製品を輸入した際に、関税の優遇措置を受けたのは96%にも上った。ANZTECの優遇税率は、台湾企業にとって大きな利用価値があることを示している。