経済部(日本の経産省に相当)がこのほど、インテリジェント・オートメーション(知的自動化)と金属の高付加価値化に関する訪問団を組んで日本を訪れ、経済部工業局と日本の大手電機メーカー、日本電気株式会社(NEC)、並びに富強鑫精密工業株式会社と、日本の松浦機械製作所株式会社が台湾で出資する台湾積層製造株式会社とがそれぞれ協力意向書を交わした。
工業局によると、今回交わした2件の台日協力意向書のうち、工業局とNECの協力意向書では、双方がビッグデータの分析、クラウドコンピューティング、IoT(モノのインターネット)及びインテリジェント・オートメーションなどでの情報交換ネットワークを構築し、製造、商業、農業などでの科学技術における応用モデルを共有することが目的。
一方、富強鑫精密工業と台湾積層製造は、3Dのコンフォーマル・クーリング技術の開発で協力する。日本の金属3Dプリンター技術の導入により、台湾の金型産業が従来の方法では実現できない新たな方式で冷却水管を設計できるようにし、製品の品質と生産効率の大幅な向上を目指す。