2024/12/27

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米NYTの映画評論家、「今年最高の10作品」の1位に『黒衣の刺客』

2015/12/11
米NYタイムズの映画評論家が今年最高の映画10作品を発表し、うち1人が侯孝賢監督の『黒衣の刺客』を1位に上げた。(文化部サイトより)

米有力紙のニューヨーク・タイムズはこのほど、映画評論家3人による「2015年最高の映画10作品(The Best Movies of 2015)」を選出した。評論家のうち、マノーラ・ダージス氏は台湾の巨匠、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『黒衣の刺客』と、オーストラリアのジョージ・ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を1位に選んだ。米ニューヨークでは今年、数百本のインディペンデント作品を除いても900本以上もの映画が上映されている。これほど多くの作品の中から『黒衣の刺客』がニューヨークの評論家により選ばれるのは相当評価が高いことを示すと言える。

『黒衣の刺客』は唐の作家、裴鉶の小説『聶隠娘』を元にしたもので、並外れて武功に優れた女刺客が殺しを決行するかどうかの間で苦しむ見応えある物語。舒淇(スー・チー)さん、張震(チャン・チェン)さん、阮経天(イーサン・ルアン)さん、謝欣穎(シェ・シンイン)さん、許芳宜(シュー・ファンイー)さん、日本の俳優、妻夫木聡さんが主要キャストとして出演している。同作品は今年、第68回カンヌ国際映画祭の監督賞や、第52回金馬奨(ゴールデンホース・アワード)の最優秀作品賞、最優秀監督賞など大きな賞を受賞し、アカデミー賞の最優秀外国語作品賞も狙う。

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