内政部(日本の省レベルに相当)の陳威仁部長(大臣)及び行政院海岸巡防署(日本の海上保安庁に相当)の王崇儀署長は12日、交通部(日本の国交省に類似)、科技部(日本の省レベルに相当)、経済部(日本の経産省に相当)、衛生福利部(日本の厚労省に類似)、行政院環境保護署(日本の省レベルに相当)など関係省庁の代表らと共に中華民国(台湾)の領土である南沙諸島の太平島を飛行機で訪れ、同島の交通インフラ整備とこのほど新設した灯台の完成並びに供用開始の式典を執り行った。
内政部は、中華民国は太平島を「平和の島」、「生態系の島」、「低炭素の島」として建設し、馬英九総統が提唱する「南シナ海平和イニシアチブ」を具体的に実行すると強調。また、中華民国は「ピースメーカー(平和の創造者)」として、「主権争いを棚上げし、共同で資源を開発する」方式で、南シナ海での争いを解決し、南シナ海を「平和と協力の海」にしていく用意があることを国際社会に示すとしている。