台湾証券取引所（TWSE）と韓国取引所は11日、主に株価指数と上場投資信託（ETF）で協力する内容の提携覚書（MOU）を交わした。近い将来に台湾市場において韓国市場と連動するETF商品が扱われるこどが期待されている。
今回のMOUの内容は、主に株価指数とETFでの提携にあり、世界でインデックス取引が急速に発展しているトレンドと合致する。将来的に台湾市場で韓国市場に連動するETF製品の取り扱いが間もなく実現すると期待されると同時に、韓国市場で台湾市場に連動するETF商品の取り扱いも見込まれる。
台湾のETF市場は急速に成長し、今年1月から11月のETF取引額は1兆4,700億台湾元（約5兆3,708億日本円）を突破、セカンダリマーケットの取引額全体に占める割合は、昨年の1.88％から7.13％に拡大した。最近ではさらに国際市場に連動するより多彩なETF商品の取り扱いに取り組んでいる。
韓国のETF市場は2002年に始まり、安定的に成長しますます成熟している。昨年10月、韓国の金融監督当局は「ETF市場発展計画」を策定し、ETFの上場や管理の規制緩和を通じてETF市場のさらなる活性化ができると期待している。現在韓国取引所で上場するETFは200銘柄を超え、ETF総資産規模は21兆ウォンと過去最高に達し、2002年当時からは61倍に成長した。