国際社会におけるエネルギー・スマートコミュニティの実例について情報交換を促すとともに、アジア太平洋経済協力(APEC)の活動に対する中華民国(台湾)の影響力を高めるべく、中華民国と米国は共同で、APECエネルギー・スマートコミュニティ・イニシアチブ(ESCI)情報共有プラットフォーム(KSP)計画を整備した。
各国の実例紹介や交流を推進するため、国家発展委員会(日本の省レベル)は2013年から、APECでESCI最優秀案件の選出を行っている。メンバーエコノミーからも前向きな反応を受け、今年は拡大開催、各部門で金賞と銀賞を1件ずつ選んだ。
今回選ばれた10件はそれぞれ、台湾、韓国、タイ、米国、オーストラリア、日本の6メンバーエコノミーのもので、各メンバーの中央政府や地方自治体、企業、非営利団体(NPO)などのケースが含まれている。台湾は金賞と銀賞を1つずつ受けた。それぞれスマートモビリティ部門で「i3(愛上=愛する)観光計画―日月潭低炭素観光・スマートモビリティサービス推進」が金賞、スマートグリッド部門で「林辺(光采湿地)スマートマイクログリッドモデル園区計画」が銀賞を受けた。