馬英九総統は22日、台湾中部、南投県仁愛郷の霧社事件抗日英雄紀念公園にある莫那魯道(モーナ・ルダオ)抗日紀念碑を訪れ、霧社抗日事件85周年追悼記念式典に出席した。式典ではまず、遺族代表による伝統的な先住民族言語のイントロダクションで始まり、馬総統ら出席者は、静かに記念碑を見つめてから、目を閉じて黙とうをささげ、抗日事件の犠牲者を偲んだ。次いで、馬総統は出席者を代表して献花、献酒、三回お辞儀をして儀式を完了させ、追想スピーチも行った。
馬総統は、同式典に参加したのは憎しみを広めるためではなく、悲劇的な歴史と向き合うためだと強調した。また、私たちがすべきことは、「歴史に対しては、物事をはっきりわけて、事実を論じる。遺族に対しては、相手の身になって思いやる」ことだと説明した。馬総統はさらに、中華民国政府の代表として、霧社事件で戦って犠牲になった多くの台湾の英雄に対し、再び深い感謝と敬意を表した。