馬英九総統は26日午前、台湾最南端・屏東県を訪れ、瑪家郷と三地門郷(郷は台湾の末端地方自治体、日本の村に相当)を結ぶつり橋「山川瑠璃吊橋」のオープニングセレモニーに出席した。
馬総統によると、山川瑠璃吊橋は、地元の先住民族・パイワン族の芸術家、撒古流・巴瓦瓦隆(Sakuliu Pavavalung)さんがデザインを手がけたもの。橋の両端には、「サツマイモ」と「芋頭(タロイモ)」(島の形がサツマイモに似ていることから台湾の人たちを意味するサツマイモに対し、タロイモは1949年、国民政府とともに中国大陸からやってきた人たちを指す)のオブジェが設置され、これは、種族の融合の象徴を意味するものだという。つり橋のオープン前から、インターネット上で大きな話題を呼び、多くの市民から参観したいとの声が上がっていた。