台湾中南部、嘉義県の国立故宮博物院南部院区(南院)、アジア芸術文化博物館が28日にプレオープンした。これまでの準備期間は14年超と、同館の開幕は台湾の博物館史上、最大のマイルストーンとなる。
28日のプレオープンに合わせ、前日の27日夜にはライトアップショーが行われた。この催しには行政院(内閣)の張善政副院長(副首相)、嘉義県の張花冠県長(県知事)、嘉義市の涂醒哲市長、国立故宮博物院の馮明珠院長などが出席、共に点灯のスイッチを入れた。
張善政副院長は、故宮南院が開館することで、台湾の文化の重要拠点となるだけでなく、南部の人々の暮らしの中の至宝となることが期待されると語った。