行政院(内閣)は29日、2015年国家永続発展奨(賞)の受賞者名簿を発表し、持続可能な発展への取り組みで卓越した成績を上げた団体を表彰した。今年は10の学校及び団体が受賞した。
毛治国行政院長(首相)は午後に行なわれた授賞式でのあいさつで、今年の受賞対象は学校、企業、NGO(非政府組織)及び政府機関と各分野に及んでおり、それぞれが各領域での手本として広く伝えられ、見習われるべきだと指摘。毛行政院長は、受賞した3つの学校(新北市三峡区成福国民小学、同区有木国民小学、宜蘭県立蘇澳国民中学)は生態環境と生命教育に重きをおき、環境に配慮した学校の特色を着実なものとすることで、持続可能な発展という概念を子どもたちの心にしっかりと根付かせていると説明した。
また、企業については台湾電力株式会社が国営事業としてエコロジカル・コリドーのコンセプトを推進していることを紹介。友達光電株式会社(AUO)については積極的な環境教育、環境に優しい設計によってグリーン工場と循環型経済を作り上げ、世界的な手本にもなっていると称えた。
NGOについて毛行政院長は、励馨基金会が社会改造の提唱と推進を続け、社会的に立場の弱い女性たちを支援していることは高く評価されていると説明、さらに中華民国社区営造(コミュニティ建設)協会が長期にわたってコミュニティの整備、コミュニティの育成で上げた成績は大変優れていると述べた。