台湾海峡両岸関係をめぐる行政を担う行政院大陸委員会（日本の省レベル）は、双方の両岸関係当局トップを結ぶホットラインが30日開設されたと発表した。同委員会の夏立言主任委員（閣僚級）と、中国大陸の張志軍・国務院台湾事務弁公室主任が同日午前9時にこの回線で通話し、ホットラインが正式に開通したことを確認した。
大陸委員会によると、夏主任委員は通話に際し、このホットラインは両岸首脳会談で得られた具体的で重要な成果であり、ホットライン開通により両岸間の重大かつ緊急の議題についての意思疎通がより円滑になることを期待すると語った。また、夏主任委員は、双方が今後も引き続き努力し、両岸の重要な議題につき速やかな合意形成に努め、その成果を発信していくよう呼び掛けた。