2024/12/27

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経済

2016年台北国際ブックフェア大賞、長編小説が豊作

2016/01/14
「2016年台北国際ブックフェア大賞」発表記者会見で、自らの受賞作品を手にする作家たち。(文化部サイトより)

「2016年台北国際書展(ブックフェア)」は12日、今年の「ブックフェア大賞」受賞6作品を発表した。文化部(日本の省レベルに相当)は、長編小説が非常に優れていた他、非小説部門の受賞作品も台湾の作品の幅広さと深みを十分に示したと評価した。

12日に発表された受賞作品の小説部門は王定国さんの『敵人的桜花』(印刻文学)、甘耀明さんの『邦査女孩』(宝瓶文化)、劉大任さんの『当下四重奏』(印刻文学)。非小説部門は、詹宏志さんの『旅行与読書』(新経典)、辛永勝さんと楊朝景さんの『老屋顔』(馬可孛羅)、詹正徳さんの『看電影的人』(一人出版社)。

文化部の蔡炳坤政務次長(副大臣に相当)は今年の受賞作品の三大特色としてまず、受賞実績の豊富な「常勝軍」の作家の他、処女作が受賞した新人作家がいること。第二に長編小説が非常に優れていた他、非小説部門の作品では旅行記、古い建物の記録、映画ファンの視点など、台湾の作品の幅広さと深みを十分示したこと。第三に、大型の出版社が多く受賞した他、小型の出版社も高い評価を受けたことを挙げた。蔡文化部次長はそして、出版業界が引き続き創作活動に励み、読者により多くの感動をもたらすよう期待した。

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