外交部(日本の外務省に相当)は19日午後、中華民国(台湾)第14代総統・副総統選挙および第9期立法委員(国会議員)選挙の選挙結果説明会を2度にわたって開催した。1回目は、林永楽・外交部長(外相)主宰の下で行われ、中央選挙委員会の劉義周・主任委員が列席し、国交樹立国の駐中華民国大使に選挙結果を報告・説明した。2回目は、外交部の令狐栄達政務次長(副大臣に相当)主宰の下で行われ、中央選挙委員会の陳文生・副主任委員が列席、国交のない友好国の駐中華民国代表に選挙結果を報告・説明するとともに、関連の質問に対し回答した。この二つの説明会には、合計で80人近くの大使及び代表が出席した。
説明会では、第14代総統・副総統選挙および第9期立法委員(国会議員)選挙の開票・集計作業が滞りなく完了し、その過程も穏便に順調に進められたことが報告された。外交部は選挙結果が公表された直後にただちに、選挙結果を中華民国政府の海外の出先機関に知らせ、それらの出先機関を通して駐在先の国々に伝達した。さらに、中華民国の外交政策の一貫性と継続性を改めて表明した。中華民国政府と各駐在先の国々との協力計画、約束はどれも変更はなく、中華民国政府は、これまでの基礎に基づいて各駐在先の国々との友好・協力関係を維持、強化していくとしている。