馬英九総統は、23日から台湾全土が受けている強烈な寒波の影響で、一部の地区の農業に深刻な被害が出ていることに高い関心を示し、25日午後に国家安全上層部会議を召集、国家安全会議の高華柱秘書長(事務局長に相当)、行政院長(首相)に内定した張善政行政院副院長(副首相に相当)、及び関係省庁の首長らと対応を話し合った。
総統府の陳以信報道官が伝えたところによると、馬総統は今回の寒害による被害と政府の対応措置を極めて重視し、行政院農業委員会(日本の農水省に相当)が被災状況を迅速に把握し、自然災害で損失を蒙った農業への救済措置を速やかに実施するよう指示、また、被災した農家が一日も早く農作業を再開するためのサポートに力を入れるよう命じた。
農業委員会の沙志一副主任委員は会議の席上、馬総統の指示に従って関連の救済措置の実施を加速するため、25日には台湾全土を「自然災害で被害を受けた農家に対する現金補助と低金利ローンの対象地域」とすることを発表ずみだと述べた。26日から2月4日まで週末も休まず農家の申請を受理するという。