文化部が主催する2016年の第24回台北国際書展(ブックフェア)は2月16日から21日にかけ、台湾北部、台北市の台北世界貿易センター(TWTC)の第1および第3展示ホールで行われる。テーマは「読書で世界に飛び出そう」で、台湾、欧米、アジア、アフリカなど出版社数百社の書籍出版物が展示される。展示は総合書籍、デジタル書籍、アニメーション・漫画・ライトノベル、文学・芸術、児童書などに分かれ、国内外の書籍が集結、台湾の出版界で最も重要な年に1度の一大イベントとなっている。
文化部(日本の省レベル)の蔡炳坤政務次長(政務次官)によると、今年は時間を縦軸、空間を横軸に企画。台湾独立書店文化協会は「書店÷時代」をテーマに、時間を軸に、会場の展示や関連書籍の出版を通じて台湾における書店の発展の歴史を紹介し、台湾社会の発展プロセスの中の書店やそこに表れる精神への理解を深め、いまある独立書店に関心を寄せ認識をあらためてほしいとしている。また、世界と手を取り、国際展示エリアではフランスパビリオンとドイツパビリオンを設置。アニメ・漫画エリアでは「国際オリジナル交流展」を行い、台湾と日本や中国大陸の漫画家が交流するなどし、さまざまな側面から世界を読み、世界と友情を結びたいとしている。