新国会が1日に初召集されたのを受け、行政院(内閣)でも同日、新たな院長(首相)と新閣僚が就任宣誓を行った。行政院の張善政・新院長(首相)は、閣僚に対して、5月の政権交代まで「持ち場を守りすべきことを成す」とし、職務を十分果たすよう求めている。
きょう1日、立法院(国会)および行政院がともに新たな陣容で発足したと同時に、第9期立法院第1会期会議のため1月16日の選挙で当選した立法委員(国会議員)が初登院、就任宣誓とともに正副院長(国会議長・副議長)選挙が行われた。
新たな閣僚人事としては、国家発展委員会主任委員を大陸委員会副主任委員の林祖嘉氏が、金融監督管理委員会と農業委員会の主任委員をそれぞれ副主任委員の王儷玲氏と陳志清氏が、科学技術担当政務委員(無任所大臣に相当)を行政院科技会報(科学技術会議)弁公室執行秘書の鐘嘉德氏がそれぞれ引き継いだ。
張院長率いる新内閣の任期は5月20日の政権交代までとなるが、張院長は先ごろ、この100日間余りの期間において、「持ち場を守りすべきことを成す」とし、内閣がこの間に何もしないということではないと強調した。