経済
知的財産局が2015年特許出願・認可統計を発表
2016/02/03
知的財産局が発表した2015年特許出願、認可統計資料で、台湾企業では依然として鴻海精密工業株式会社がトップだった。(経済部知的財産局サイトより)
経済部(日本の経産省に相当)智慧財産局(知的財産局)は、2015年の特許の出願および認可・公示された統計資料を発表した。台湾法人では、世界最大のEMS(電子機器受託生産会社)、鴻海精密工業株式会社が特許出願件数659件、許可件数1,661件で、トップだった。次いで、半導体受託生産、世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、出願件数503件で初めて2位となった。外国法人では、米半導体大手のインテルが出願件数956件、認可件数630件でトップだった。
外国法人の特許出願件数の2位と3位は、それぞれ日本の大手総合電機メーカー、東芝(出願件数413件)と半導体製造装置の製造・販売の東京エレクトロン(404件)だった。
台湾法人の枠では、上位100位にランクインした台湾の大学・専門学校は、32校で、そのうち、遠東科技大学(台南市)が、出願件数278件で、学校・専門学校でトップだった。また、研究・開発に注力する国立台湾大学(台北市)、国立清華大学(新竹市)、国立交通大学(新竹市)、国立成功大学(台南市)の4校については、交通大学(出願件数105件)と成功大学(同101件)が、過去3年出願件数のマイナス成長後、2015年は10%増となった。台湾大学は、2009年の同239件のピーク後、年々減少し、2015年には同38件まで落ち込んだ。