公共工事の予算は順調に執行されている。写真は「台湾桃園国際空港外部連結新交通システム建設計画」で建設中の新交通システム。(交通部高速鉄路工程局提供、中央社)
行政院(内閣)公共工程(公共工事)委員会は18日の閣議で、「2015年度公共工事推進状況」を報告し、2015年度における1億台湾元(約3億3600万日本円)以上の公共工事計画の予算達成率は94%近くで、過去10年で三番目に高かったと説明した。
同委員会が行った報告によると、2015年度に計上されている1億台湾元以上の公共工事計画202項目で支出可能な予算は3393億6900万台湾元(約1兆1415億日本円)。そのうち執行されたのは3184億100万台湾元(約1兆710億日本円)で、2015年度の予算達成率は93.82%に達した。
公共工程委員会はまた、社会の関心の高い重大公共工事計画5項目について、それぞれの執行進度と支援状況を説明した。この5項目とは、「台湾桃園国際空港外部連結新交通システム建設計画」(北部・桃園市、新北市、台北市)、「金門大橋建設計画」(離島・金門県)、「湖山ダム工事計画」(中部・雲林県)、「衛武営芸術文化センター建設計画」(南部・高雄市)、並びに特別案件として協力する「中央研究院国家バイオテクノロジーパーク計画」(台北市)で、同委員会では各主務省庁が監督と管理を強化すると共に、工事の高い品質を厳格に確保するよう求めた。