2024/12/26

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経済

チャイナエアライン、独iFデザイン賞で一挙5点が受賞

2016/02/23
チャイナエアラインはこのほど、ドイツのiFデザイン賞において、次世代航空機デザインのデザイン5点が一挙に受賞した。写真は中華文化の伝統と現代的なセンスが融合した機内食の食器デザイン。(チャイナエアライン提供)

航空大手、中華航空(チャイナエアライン)はこのほど、世界的なデザイン賞、ドイツのiFデザイン賞において、次世代航空機デザインのデザイン5点が一挙に受賞した。受賞したのはそれぞれボーイング777-300ER型機の客室、ソフトウェア操作インターフェース、機内食の食器デザイン、スカイラウンジ(機内VIPラウンジ)デザインパッケージ、台湾桃園国際空港第1ターミナルビルのVIPラウンジ。

同社のデザインはこれまでにも、ドイツのレッド・ドットデザイン賞や、日本のグッドデザイン賞など国際的なデザイン賞を受賞しており、台湾の文化クリエイティブ分野におけるソフトパワーが、チャイナエアラインを通じて世界デザイン界に向け魅力を発信している。

2016年のドイツiFデザイン賞は26日にも同国のミュンヘンで授賞式が行われる。チャイナエアラインは台湾の航空会社として初めて同賞を受賞しただけでなく、デザイン5点がこの栄誉に輝いた。ボーイング777型旅客機の客室は、世界初の柿の木文様の内装と読書灯が施された文人の書斎スタイルとなっており、東洋ならではの美的センスを表現。777型機の機内エンタテイメントシステムでは、タッチコントロール式のインターフェースを採用している。777型機の食器デザインは花弁が開いた形の宋の時代の皿「葵口盤」から、高台が高くなっている元の時代のお椀「高足碗」、清の時代の青花陶磁(染付け)とハイテクなセンスを組み合わせた山水碗までそろうデザイン。スカイラウンジはファッショナブルでクリエイティブな特色を伝える。桃園空港第1ターミナルビルの次世代VIPラウンジは、中華文化の江南風庭園の山水から着想し、古典の伝統と現代の美的センスが混じり合う。

同社は2014年10月に新たにボーイング777-300ER型機を導入。東洋の美的センスが現代のテクノロジーと融合した客室設計は、乗客に全く新しい空の旅の体験をもたらし、国内外から相次ぎ高い評価を受けている。同社によると、新型のエアバスA350型機を7月から相次いで導入するが、客室デザインは引き続き次世代の精神を取り入れ、創意をさらに添えることで、若々しくファッショナブルな要素を表現し、乗客にこれまでにない飛行機の旅を提供したいとしている。

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