米国のコンサルティング会社、マーサー(Mercer)社はこのほど、世界の都市における「生活の質」に関するランキングを発表した。オーストリアの首都でドナウ川のほとりに位置するウィーンが前回に続いてトップと評価された。台湾北部の台北市と中部の台中市はそれぞれ84位と100位で上位100位入りを果たした。最下位は前回と同じ、イラクの首都のバグダッドだった。
同調査は世界の230の都市を対象としており、多国籍企業及び一般の企業が職員を海外に派遣するにあたり、報酬や手当を決める際の参考に供しているもの。評価基準は、政治の安定度、医療、教育、犯罪率、娯楽、交通の便利さなど複数の項目となっている。
アジアの都市ではシンガポールが26位で最も優れており、日本の東京が44位、香港が70位。台北市は84位、台中市は100位で、中国大陸の上海は101位、北京は118位だった。