2024/12/27

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政治

馬総統、228事件から69年の記念式典に出席

2016/03/01
馬英九総統は2月28日、中央政府による228事件69年記念式典に出席、同事件に関する調査と研究にはタブーも制限も存在しないと述べた。(中央社)

馬英九総統は2月28日午前、228国家記念館(台湾北部・台北市)で行なわれた「228事件69周年中枢記念儀式(228事件から69年、中央政府記念式典)」に出席し、政府を代表して改めて深く謝罪すると共に、犠牲者の遺族らに「名誉回復証書」を手渡した。「228事件」とは1947年2月28日に発生し、台湾全土に広がった、当時の政府の民衆に対する流血弾圧事件。

馬総統は、今年は228基金会設立20周年、228国家記念館設置5周年にあたり、同記念館を訪れた人は過去5年で延べ17万人に達したと指摘、「228事件」に関する情報を完全に公開し、高校の教科書にもその歴史を盛り込んでいることは、人々が人権の意義と歴史の真相を理解するのに役立つと述べた。

馬総統はそして、政府は歴史の悲劇の真相解明をあきらめたことはなく、「228事件」に関する調査と研究にはいかなるタブーも制限も存在しないと重ねて強調した。馬総統は、昨年8月4日に、「保密局台湾站228史料彙編(国防部保密局台湾支部228事件歴史資料集)」の第一冊刊行発表会に出席し、その第二冊も最近無事出版されたと説明、こうした歴史資料が次々と出版されることで、人々が「228事件」の知られざる歴史を理解できることを大変うれしく思うと述べた。

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