馬英九総統は2日、ドイツのシンクタンク、ベルテルスマン財団(Bertelsmann Stiftung)が発表したベルテルスマン改革指標(BTI)によれば、中華民国(台湾)は「経済の変革」で世界1位、「政治の変革」では3位だと指摘し、中華民国の政治・経済における変革と発展は世界各国から高く評価されていると述べた。
馬総統は2日午後、呉敦義副総統と共に、「2016年工商団体旧正月友好レセプション」に出席し、経済と輸出の振興に向けた政府の関連措置を説明した。
馬総統は、2月29日に発表されたベルテルスマン改革指標のうち、中華民国の「政治の変革」は評価対象である世界129カ国の中で3位で、「政治の変革」に関する18指標のうち16指標で満点を得たことを指摘した。また、「経済の変革」ではさらに優れており、世界129カ国で中華民国はトップ、関連の全14指標のうち8項目で満点だったと強調した。
馬総統によると、同財団のレポートは中華民国の経済について、「ここ数年、世界の需要が大きく減少しているにもかかわらず、依然として安定成長を続け、低インフレ率で、金融機関も安定しており、国際的な競争力評価でも好成績を得ている」と称えている。馬総統は、ここから中華民国の政治・経済における変革と発展が世界から高く評価されていることがはっきり見て取れると述べた。