2024/12/26

Taiwan Today

経済

大学・専門学校以上の学歴の女性、男性を上回る

2016/03/07
女性の教育水準および経済的自立性の向上に伴い、女性の労働力参加率も50.7%まで上昇した。(中央社)

行政院主計総処(日本の総務省統計局)の統計で、15歳以上の女性で、大学・専門学校レベル以上の学歴を持つ人の割合は、2012年に男性を超え、2015年には45%(男性は39.3%)となり、男性より5.7ポイント上回ったことがわかった。

主計総処の「国情統計通報(人口、経済規模などの国情に関する統計報告)」によると、女性の平均寿命が男性より長いこと、台湾男性と結婚し、台湾に移住した外国人女性の増加などの影響を受けて、台湾の女性の人口が2013年から男性を超えたという(内政部調査統計)。2015年末時点での台湾の女性の人口は1,178万人で、男性より6万8,000人多かった。

女性の教育水準および経済的自立性の向上に伴い、女性の労働力参加率は上昇し続け、50.7%まで達した。しかし、結婚や子育て、家事の負担により、30歳から64歳までの各年齢層の女性の労働力参加率は、男性を14.5から30.4ポイント下回っている。

また、台湾では、晩婚化・出産年齢の上昇の傾向が高まっている。主計総処によると、2014年の女性の平均初婚年齢は29.9歳、第一子出生時の母親の平均年齢は31.5歳まで上昇した。

そのほか、主計総処は、「2015年の合計特殊出生率は1.2人で、2011年の1.1人から回復の兆しをみせている。これは、政府が近年、積極的に育児休暇中の給付金の支給、各種出産・育児手当金支給や保育所の増設を進めいていることが功を奏した」と説明した。

給与に関して主計総処の統計で、工業、サービス業に従事する女性の2015年の平均月収は4万3,709台湾元(約15万日本円)で、男性の同業平均月収の83%だったことがわかった。これは前年より2.9%の増加で、伸び幅は男性より0.6ポイント高かった。

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