2024/12/27

Taiwan Today

経済

経済部、産業クラスター・クラウドプラットフォーム推進で輸出を促進

2016/03/08
3月31日には「2016年台湾国際調達商談会」が開かれる。海外から大量のバイヤーが台湾に買い付けにやってくる。写真は昨年の同イベントの様子。(中央社)

世界景気の低迷継続に加え、台湾南部で2月に発生した地震が一部生産ラインにもたらした影響で、2月の輸出額は引き続き前年同月比で二桁のマイナス成長となった。経済部(日本の経産省に相当)は海外への販路開拓を引き続き推進する他、靴下・眼鏡の産業クラスター・クラウドプラットフォーム開設により、従来型産業の販売をいっそう強化するとしている。

財政部(日本の財務省に相当)は7日、2月の輸出入統計(税関ベース)を発表。2月の輸出額は前年同月比で11.8%、23億9000万米ドルの減少、輸出額は同13.1%、20億6000万米ドルのマイナスだった。欧州、アセアン(東南アジア諸国連合)、日本、中国大陸、米国など主要輸出先への輸出は依然として好転せず、主要輸出製品はいずれも減少した。

経済と貿易に影響する重要な国際的要素はまだ多く存在しており、注意が必要。台湾の輸出を促進するため、経済部国際貿易局は今年も様々な販路開拓活動を集中的に推進する他、海外バイヤーの招待を拡大して台湾での買い付けを促したり、従来型産業をインターネットを利用したビジネスに向かわせる取り組みを強化したりして、台湾企業の海外市場開拓を後押しする。

それらの一環として経済部は3月31日に「2016年台湾国際調達商談会(SOURCINGTAIWAN 2016)」を開催する。550社を超える企業が台湾での買い付けにやってくることになっており、40億米ドル以上の商機につながることが期待される。また、国際貿易局は今月1日に「靴下クラウド」と「眼鏡クラウド」を設置、ウェブサイトでの秘書サービスを提供することで企業が速やかにこの産業クラスター・クラウドプラットフォームに加わるよう協力している。

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