2024/12/27

Taiwan Today

経済

米の電子製品輸入額、台湾のシェアは第4位

2016/03/08
2015年、アメリカでは集積回路など半導体の輸入額は286億7000万米ドルに。輸入相手は1位がマレーシア、2位は中華民国台湾。写真は経済部統計処が作成したアメリカの半導体輸入市場における各国のシェアを示すグラフ。(経済部統計処のサイトより)

2015年、アメリカが輸入した電子製品は合計961億米ドルで、輸入相手はトップが中国大陸、2位はメキシコ、3位はマレーシアだった。台湾はこれに次ぐ4位、65億6000万米ドルだったものの、これは2009年のリーマン・ショック以来、初の減少となった。

経済部(日本の経済産業省に相当)統計処は7日、アメリカが2015年に中華民国台湾から輸入した電子製品は65億6000万米ドルで、アメリカの輸入電子製品市場におけるシェアが6.8%となったことを明らかにした。これは2014年と比べて8億6000万米ドル(11.6%)の減少。2009年のリーマン・ショック以降、初めて減少に転じた。

アメリカが中華民国台湾から輸入した電子製品を品目別にみると、最も多いのは集積回路などの半導体の36億8000万米ドル(56.2%)、次いで記憶媒体の11億7000万米ドル(17.9%)、3位はLED(発光ダイオード)の6億1000万米ドル(9.3%)となっている。

2015年、アメリカにおける半導体輸入額は286億7000万米ドルで、主要な7つの輸入相手はすべてアジア諸国となった。内訳は1位がマレーシアの106億米ドル(37.0%)、2位が中華民国台湾の36億8000万米ドル(12.8%)、3位がランクアップしたベトナムで、24億7000万米ドル(8.6%)、4位は中国大陸の19億8000万米ドル(6.9%)だった。このことからも台湾の半導体産業の優位性が、他国よりも高いことが分かる。

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